「クーロンズ・ゲート」関連図書リスト


クーロンズ・ゲート 風水 陰陽五行・道教 九龍城砦 香港 その他


《クーロンズ・ゲート》
 ゲーム自体の攻略本やメディアミックス情報。この項がもっともっと増えてくれると嬉しいな(^.^)
・ コンプリート・クーロンズ・ゲート
攻略本
ソニー・マガジンズ
ISBN4-7897-9065-7
1,505円
いわゆる正統派の攻略本。攻略の他、スタッフインタビューや物語のバックグラウンドに関してのコラムなど、充実した内容。
・ クーロンズ・ゲート公式ガイドブック
攻略本
アスペクト
本編のストーリーを小説風にアレンジし、合間に「風水」「九龍城砦」などのキイワードに関するサブテクストを配置。荒俣宏、巽孝之らサブテクストの執筆陣は超豪華。攻略本としてより読み物としての性格が強い。
・ 陰界伝 クーロンズ・ゲート
ノヴェライズ
神崎 京介
講談社 マガジン・ゲーム・ノベルス
ISBN4-06-324321-4
820円
噂によるとめちゃくちゃ品薄らしい。見かけたら即ゲットすべし(笑)。ゲームとは違ったストーリー、結末で楽しめます。作者の神崎氏についてはご本人のページをどうぞ。
・ クーロンズ・ゲート外伝 九龍幻境風水傳
コミック
高田 むつみ
角川書店 ASUKA COMICS DX
上:ISBN4-04-852943-9   780円
下:ISBN4-04-852944-7   780円
ゲームの舞台設定のみを使った、かなりオリジナルに近い内容。賛否両論ありますが、マネージャー個人は大好きです。

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《風水》
 占いのテクニックだけでなく、その思想的・歴史的背景について言及されているものを集めました。
・ 風水先生
ノンフィクション
荒俣 宏
集英社文庫 荒俣 宏コレクション
ISBN4-08-748159
524円
「風水についておおまかなことが知りたい」というのであれば、これ一冊あれば充分といってもいいほど。ところで、これのゲーム(セガサターン)やった人、感想を教えてもらえないでしょうか?
・ 必携風水学
ノンフィクション
デレク・ウォルターズ (訳・監修:荒俣 宏)
角川文庫ソフィア
ISBN4-04-275101-6 680円
風水に関しての荒俣氏のネタ本らしい。占法の解説書ではあるものの、風水思想そのものから説きおこしているので直感的に理解しやすくなっている。「風水先生」だけでは物足りない向きにおすすめ。
・ 風水 中国人のトポス
専門書
三浦 國雄
平凡社ライブラリー
ISBN4-582-76105-4
1359円
風水についてというより中国思想史の宇宙観についての論集。巻末に、風水を設計に取り入れている建築家、毛綱毅曠氏との対談を収録。
・ 大地の秘術 風水
雑誌
鮑黎明 他
新人物往来社 別冊歴史読本 特別増刊94
   《これ一冊でまるごとわかる》シリーズ20
1,553円
現代と歴史上における風水にまつわるエピソードと、鮑黎明氏による占法の解説。
・ 風水探源 中国風水の歴史と実際
専門書
何 暁晰(監訳:三浦 國雄  訳:宮ア 順子)
(「晰」の字は真ん中の木偏がありません)
人文書院
ISBN4-409-41060-1
3,200円
前半では中国における風水思想の発生とその変遷を追う。後半は現代中国東南部を実例にとり、風水がどのように実践されているかを検証する。
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《陰陽五行・道教》
風水説の根幹を成す陰陽五行の思想と、さらにその下敷きとなった道教に関する本。
・ 道教の本
ムック
学研 ブックス・エソテリカ 第4号
ISBN4-05-600031-X
971円
道教の説話に登場する神仙の紹介や、風水を含めた方術の紹介。この何でもアリな思想がいかにも中国だなあとあらためて思います。
・ 陰陽道の本
ムック
学研 ブックス・エソテリカ 第6号
ISBN4-05-600081-6
971円
上の「道教の本」と同じシリーズ。どちらかというと、日本に伝わり陰陽道として成立したあとの陰陽思想についての文章が多いけれど、それでも陰陽五行思想の解説に関しては「道教の本」より詳しい。
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《九龍城砦》
写真集ばっかりになっちゃいましたが……
・ 九龍城砦 Kowloon Walled City
写真集
宮本 隆司
平凡社
ISBN4-582-27736-5
5,000円
九龍城砦写真集の定番。1987年、1992年、1993年に撮影されたもの。なお、以前ペヨトル工房から発行されていた同氏の写真集「九龍城砦・KAU LUNG SHING CHAI」は、この写真集のうち1887年撮影分が収録されていたもののようです(現在絶版)。
・ 最後の九龍城砦
写真集
中村 晋太郎
新風社
ISBN4-88306-646-0
1,942円
住民が強制退去させられた直後の1992年7月22日から8月7日、及び1993年の解体作業中の九龍城砦の写真集。人間の生活臭がなく、まさしく廃虚という感じで、宮本氏の写真より凄みがあります。
・ 大図解九龍城
ムック
九龍城探検隊
岩波書店
ISBN4-00-008070-9
2,600円
解体直前の九龍城砦での実測調査の記録。九龍城砦に実際に住んでいた人たちの日常がうかがえます。
・ City of Darkness:Life in Kowloon Walled City
写真集(洋書)
Girard,Greg and Lambot,Ian
Watermark Publications
ゲームのCGはこの写真集のスキャニングが元になっているらしいです。現在絶版で、入手はほぼ不可能とのこと。残念。
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《香港》
返還されても九龍城が消えても、この街はどこか独特のパワーを放っているような気がします。
・ 香港世界
ノンフィクション
山口 文憲
ちくま文庫
ISBN4-480-02106-X
544円
香港の本といえばまずこの人、の山口氏の代表作。ファミ通版攻略本に収録されているのもこの本の中の一章。
・ 香港街伝
ノンフィクション
吉田 一郎
徳間書店
ISBN4-19-860712-5
2,000円
香港在住の「香港通信」紙編集長による生活記。学生時代九龍城砦に住んでいた頃のレポートもあり、香港生活の雰囲気がよく伝わってきます。
・ 香港記
ノンフィクション
大橋 健一
NTT出版 気球の本
ISBN4-87188-639-5
1,300円
上記の山口氏の絶賛を受けたという、香港の街並みの観察記。各節を飾るスケッチの数々が凄くイイ感じ。
・ 香港頭上観察
写真集
赤瀬川 原平
小学館
ISBN4-09-387222-8
2,500円
トマソンの赤瀬川氏による香港街頭の写真。帯の「あー、この街は首が疲れる」というコピーが、内容のすべてを物語っている気がします(^^;)。
・ 香港−多層都市
ノンフィクション
構成・写真 : 向井 裕一  文: 村松 伸  英訳: 竹中 晶子
東方書店
ISBN4-497-97520-7
4,800円
写真を多く配した香港の都市分析論。付録のハイブリッド版CD-ROMには、本文中の写真のカラー版スライドショウと、なんと在りし日の九龍城砦内部の映像のQuick-Time Movieを収録。ちょこっとだけゲームのクーロンも紹介されています。
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《その他》
上記の区分に該当しないけれど、クーロンがらみで個人的におすすめの本。
・ 時間旅行者は緑の海に漂う
小説
パトリック・オリアリー(訳:中原 尚哉)
早川文庫SF
ISBN4-15-011206-1
820円
脈絡のない展開やメタファー・パロディの羅列、そして作中に絶えずただようそこはかとない切なさ・哀しさがすごくクーロンに似てるなあと感じました。当リスト中、マネージャーのイチ押し。面白いよ。
・ あいどる
小説
ウィリアム・ギブスン(訳:浅倉 久志)
角川書店
ISBN4-04-791275-1
1,900円
サイバーパンクの教祖、ギブスンの最新作。宮本氏の九龍城砦の写真集に触発されて書かれたそうで、九龍城をモデルに電脳空間内に構築された〈城塞都市〉が舞台の一つ。その描写は、まさしくゲームのJPEGダンジョンの移動シーンを彷彿とさせます。
・ 陰陽師 6 貴人
コミック
岡野 玲子(原作:夢枕 獏)
スコラ コミックバーガー
ISBN4-7962-4422-0
800円
陰陽師安倍晴明と親友の源博雅が出会う怪異譚の数々。なぜいきなり6巻かというと、この巻では晴明サマが陰陽五行について懇切丁寧に解説して下さるのです。陰陽図を元に五芒星が描ける、というくだりは圧巻です。なお、既刊1〜6巻はいずれもスコラ社から、夢枕 獏氏の原作は文藝春秋社から単行本が出ています。
・ シム・フースイシリーズ
小説
荒俣 宏
角川ホラー文庫(4.のみ単行本)
 1. 『ワタシnoイエ』       ISBN4-04-169018-8 660円
 2. 『二色人(ニイルピト)の夜』 ISBN4-04-169022-6 583円
 3. 『新宿チャンスン』      ISBN4-04-169023-4 544円
 4. 『闇吹く夏』         ISBN4-04-873050-9 1,700円
荒俣氏の風水がらみの小説というと「帝都物語」が有名ですが、現代を舞台にしたこのシリーズもなかなかおすすめです。
・ アジア魔除け曼荼羅
ノンフィクション
中城 正堯
NTT出版 気球の本
ISBN4-87188-636-0
1,400円
日本からネパール・インドにいたるまでのアジア各地での魔除けに関するフィールドワーク。後半、一節を設けて石敢當(スイジェンを封じていた封印石ですね)について言及されています。
・ 仏陀の鏡への道
小説
ドン・ウィンズロウ(訳:東江一紀)
創元推理文庫
ISBN4-488-28802-2
880円
「あいどる」が虚構の九龍城ならこちらは現実の九龍城。元ストリートキッズの探偵ニールが主人公となるミステリーシリーズの第二作で、70年代後半の九龍城砦が舞台の一つ。魔窟・九龍城のいかにもな描写が魅力です。

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