風水師の意識
- このことは、自分の同人誌活動よりの話題になってしまうような気もして、書こうかどうしようか迷ったのですが、やはり自分のプレイを振り返ってみる時、絶対に避けて通れないことなので、書くことにしました。うちのクーロン本を買ってくださった方にはお馴染みの、オリジナルの「風水師」の存在です。
- おはじめ式の最中に、コニー楊の家に文鳥を助けに行った時のこと。目の前のグロテスクな映像に呆然としながらも、私は意識の奥底でこうつぶやいていました。
……成程、宣戦布告ってわけか。面白え、受けて立とうじゃねぇか。
もちろん、私は普段こんな言葉遣いをしてるわけじゃありません(^^;)。その時私は、自分の意識の中にいつのまにか生まれていた「風水師」のキャラクターになりきってプレイしていたのです。
- プレイ開始当初から、風水師のキャラクターをこうとイメージしていたわけではありません。なのに、いつの間にか私の意識の中に、この口の悪い兄ちゃんは存在していたのです。普段なら単なるキャラクターイメージとして片付けてしまうところですが、「彼」の場合は何となくそう言いきれなかった。自分の内部から現れたものでありながら、どこか私自身でも掴みきれない部分が、「彼」にはあったのです。
口悪い、態度悪い、目つき悪い。風水会議の上層部に対してはやたら反抗的。腕は立つが、女性にはだらしのない二枚目半。そんな男が、クーロンをプレイしている間だけ私の意識の中に現れて、私に成り代わって陰界の探索を続けてゆく。何だか自分が二重人格になってしまったような気がしました。